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名盤(ロック・ポップス)(ビートルズ以外)フィジカル・グラフィティ−レッド・ツェッペリン
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■名盤(ロック・ポップス)(ビートルズ以外)■■■■■
■フィジカル・グラフィティーレッド・ツェッペリン■
フィジカル・グラフィティ

1975年発売のレッド・ツェッペリンの6枚目のアルバムで、2枚組アルバムです。

アルバムの1枚目に収録されている楽曲「死にかけて」は11分以上、「カシミール」は8分を超えるスケールの大曲です。

とくに1枚目のラストとなる楽曲「カシミール」のその壮大さ、ドラマチックな展開は、高いレベルのレッド・ツェッペリンの楽曲のなかでも屈指の名曲といえるでしょう。

アメリカのビルボード・アルバム・チャートはもちろんイギリスでも1位を獲得したこのアルバムは、2枚組のボリュームでバンドとしての音楽性の多様さ、底力を見せつけたアルバムといえます。

アルバム・ジャケットのアート・ワークはニューヨークに実在するアパートを撮影したもので、レコードでは二重構造になっており、収納の仕方によってくりぬかれたアパートの窓から見える絵(メンバーのプライベート・ショット)が変化するという凝った作りになっています。

このアルバムが発売された1975年は、このアルバムの圧倒的セールス、ライブでの驚異的な観客動員、これまでに彼らが発売したアルバムのチャートでの返り咲きなどにより、彼らのデビュー以来アルバムの発売ごとにさまざまな評価をしてきた(高い評価もあれば酷評もあった)メディアもこのアルバムと彼らをただただ絶賛するしかなく、ある種バンドのピークとなった年かもしれません。

そしてそのピークは、このアルバムの存在が生み出したものといえるかもしれません。


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