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小澤征爾さんがグラミー賞最優秀オペラレコーディング部門を受賞
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■コラム■■■■■
■小澤征爾さんがグラミー賞最優秀オペラレコーディング部門を受賞■

2016年2月15日に、クラシック音楽の世界的指揮者の「世界のオザワ」こと小澤征爾さんが、アメリカの音楽の祭典(アメリカ音楽界最高の栄誉とされる)・第58回グラミー賞で、小澤さんが指揮する楽曲が、最優秀オペラレコーディング部門を受賞しました。

最優秀オペラレコーディング部門に輝いたのは、ラヴェル作曲の歌劇『ラヴェル:歌劇《子供と魔法》』です。

演奏したのは、小澤さんと関係の非常に深いサイトウ・キネン・オーケストラです。

すでに世界的名声を得ている小澤さんですが、グラミー賞は、1969年の初ノミネートから8回目のノミネートで初の栄冠だそうです。

小澤さんは80歳にして初受賞です。

サイトウ・キネン・オーケストラにとっても初の受賞・・・

日本人のグラミー賞受賞は、史上10人目・・・

日本人のグラミー賞受賞・・・
1987年 石岡瑛子 最優秀アルバムジャケット賞
1989年 坂本龍一 最優秀オリジナル映画音楽賞
2001年 喜太郎 最優秀ニューエイジアルバム賞
2008年 中村浩二 最優秀ニューエイジアルバム賞
2011年 松本孝弘 最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞
2011年 内田光子 最優秀インストゥルメンタル・ソリスト・アルバム賞
2011年 上原ひろみ 最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞
2011年 松山夕貴子 最優秀ニューエイジアルバム賞
2014年 八木禎治 最優秀ラテン・ポップ・アルバム賞
2016年 小澤征爾 最優秀オペラレコーディング部門
(注)
敬称略


最優秀オペラレコーディング部門

『ラヴェル:歌劇《子供と魔法》』

小澤征爾/指揮、サイトウ・キネン・オーケストラ/演奏

(注)敬称略




小澤征爾氏・・・
1935年9月1日生まれ、80歳。
旧満州に生まれ、1941年に日本に引き揚げ、ピアノを始める。
1951年から指揮者を目指し、若くして海外へ・・・。
世界的指揮者のカラヤン氏やバーンスタイン氏らに学ぶ。
1959年にフランス・ブザンサン国際指揮者コンクールで優勝。
アメリカのボストン交響楽団で長く音楽監督をしたことでも知られる。
世界に名だたるオーケストラと競演・・・。
世界的に評価され、「世界のオザワ」の地位を確立・・・。
その後、世界最高峰の一つといわれるウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めたことでも知られる(現在は退任)。


小澤征爾さんは、若くして当時は珍しかった海外へ・・・
「世界」を目指しました。
世界的指揮者だったヘルベルト・フォン・カラヤン氏やレナード・バーンスタイン氏に学び、国際指揮者コンクールに優勝・・・
世界に名だたるオーケストラと競演・・・
アメリカのボストン交響楽団の音楽監督を長く務めたことでも知られています。
「世界のオザワ」として世界的名声を確立・・・
その後、世界最高峰の一つといわれるウィーン国立歌劇場(ウィーンフィルの母体)の音楽監督を務めたことでも知られます。

小澤さんは、日本が世界に誇る世界的指揮者といわれています。


ラヴェル:歌劇「こどもと魔法」 CD


ボクの音楽武者修行(新潮文庫)
小澤征爾さんが若くして海外修業で体験を記した自伝的エッセー
当時は海外修業は珍しく、その「凄さ」がわかります


(この記事は「メインウェーブ日記」の記事を一部修正・加筆したものです)

(この記事は、2016年2月18日に書かれました)


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