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ラグビー・年間表彰で最優秀選手はニュージーランドのカーター選手、今後の日本
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■コラム■■■■■
■ラグビー・年間表彰で最優秀選手はニュージーランドのカーター選手、今後の日本■

2015年11月1日に、ラグビーユニオン(15人制ラグビー、他に13人制のプロが中心のラグビーリーグがありルールなどが異なる)の国際統括団体であるワールドラグビー(WR)は、年間表彰式を開き、最優秀選手にニュージーランドのスタンドオフ(SO、背番号10でチームの司令塔)のダニエル(ダン)・カーター選手が選出されました。

カーター選手は、チームメイトのマコウ主将、フランスのデュソトワール選手、南アフリカのハバナ選手、イングランドのウィルキンソン氏と並ぶ史上最多の3回目(カーター選手は2005年・2012年・2015年受賞)の最優秀選手です。

カーター選手は司令塔で攻撃の起点やポイントであり、ゴールキッカーとしてチームの得点源であり、テストマッチ(国代表クラスの対戦)112試合で前人未踏の1598得点を挙げています。
(2015年11月1日現在)

最優秀チームには、カーター選手も所属し、ラグビーワールドカップ(W杯)2015で、史上初の連覇・史上最多の3回目の優勝・世界一を達成したニュージーランドが選ばれました。

ニュージーランドのW杯連覇・3回目の優勝には、もちろんカーター選手は大きく貢献しています。


カーター選手は今回のW杯(2015年)で代表を引退するともいわれています。

ニュージーランドは、カーター選手だけでなく、マコウ主将は現役を引退するともいわれています。

チームの主軸であったカーター選手、マコウ主将などがオールブラックス(ニュージーランド代表の愛称)を退くといわれてますが、サベア選手など若い力も台頭しており、世代交代はされるでしょうが、新スターの活躍に期待です。

最優秀新人にはニュージーランドのウイング(WTB、点取り屋でトライゲッター、ミルナーズカッダー選手の背番号は14で右ウイング)のミルナースカッダー選手・・・

最優秀トライはW杯準々決勝のフランス戦でニュージーランドのウイング(WTB、点取り屋でトライゲッター、サベア選手の背番号は11で左ウイング)のサベア選手の奪ったトライ

日本勢関連では、五郎丸歩選手がW杯2015のドリームチームにフルバック(FB・背番号15、チームの最後方のポジション)で選ばれたほか、日本が南アフリカ(スプリングボクス・南アフリカの愛称)相手に大金星を挙げた試合がW杯最高の瞬間に選ばれました。

日本は1次リーグ3勝1敗ながら勝ち点差で1次リーグ敗退をし「最強の敗者」と呼ばれますが、スポーツ史最大級の番狂わせといわれた衝撃がこの受賞につながりました。

■主な年間表彰(2015年)

最優秀選手・・・カーター(ニュージーランド)

最優秀チーム・・・ニュージーランド

最優秀新人・・・ミルナースカッダー(ニュージーランド)

最優秀トライ・・・W杯準々決勝のフランス戦でサベア(ニュージーランド)が奪ったトライ

W杯最高の瞬間・・・日本(34−32で勝った1次リーグ初戦の南アフリカ戦)

■ラグビーW杯2015ドリームチーム

FW(フォワード)

1(左プロップ)  アジェルサ(アルゼンチン)

2(フッカー)  ムーア(オーストラリア)

3(右プロップ)  エレラ(アルゼンチン)

4(左ロック)  エツベス(南アフリカ)

5(右ロック)  ナカラワ(フィジー)

6(左フランカー)  ゴルゴセ(ジョージア)

7(右フランカー)  バーガー(南アフリカ)

8(ナンバーエイト)  ポーコック(オーストラリア)

HB(ハーフバック)

9(スクラムハーフ)  レイドロー(スコットランド)

10(スタンドオフ) カーター(ニュージーランド)

TB(スリークォーターバック)

11(左ウイング) サベア(ニュージーランド)

12(左センター) ギタウ(オーストラリア)

13(右センター) C・スミス(ニュージーランド)

14(右ウイング) ミルナースカッダー(ニュージーランド)

FB(フルバック)

15(フルバック) 五郎丸歩(日本)

(年間表彰・ドリームチームは敬称略)

五郎丸選手は、日本国内最高峰リーグのトップリーグ(TL)(国内トップの社会人などののリーグ戦)の閉幕後に世界最高峰リーグスーパーラグビー(SR・南半球3強(ニュージーランド・南アフリカ・オーストラリアのチームが中心のリーグ戦))への挑戦も視野に入れているようです。

追記
その後、スーパーラグビーのレッズ、フランスのトップ14のRCトゥーロンを経て、古巣の日本のトップリーグ・ヤマハ発動機にプロ契約で復帰。

その日本国内最高峰リーグのTLが1日から開幕します。

2019年に日本開催のラグビーW杯もあり、1次リーグ敗退ながら1大会3勝をした日本の活躍のおかげでラグビーブームとなっていますが、ラグビー人気を定着させるには、日本国内最高峰のリーグであるTLの盛り上がりが重要です。


日本が世界に誇るラガーマンに坂田好弘松尾雄治がいます。

坂田好弘、松尾雄治については、サイト「メインウェーブ 」の「坂田好弘 」「坂田好弘を知るおすすめ作品 」「松尾雄治 」「松尾雄治を知るおすすめ作品 」をご覧ください。


(この記事は、2015年11月3日に書かれたものです)


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