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ミスターシービーの3歳時の最大のライバル・メジロモンスニー
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■コラム■■■■■
■ミスターシービーの3歳時の最大のライバル・メジロモンスニー■

メジロモンスニーは3冠馬となったミスターシービーと同世代です。

1982年6月札幌でデビューしたメジロモンスニーは3戦目に初勝利を挙げ、2歳時は8戦3勝。

3歳となったメジロモンスニーはシンザン記念で初重賞勝利をすると、きさらぎ賞5着、スプリングステークス4着でクラシック1冠目の皐月賞に臨みます。

雨で不良馬場となったこのレースでミスターシービーの2着と好走します。

そしてクラシック2冠目・日本ダービーでもミスターシービーを追い詰める2着に突っ込みます。

父リマンド母ドウヤママミ(父シンオンワード)という血統から距離が伸びる秋のクラシック3冠目・菊花賞への期待が広がりました。

「菊花賞でミスターシービーを逆転できるかもしれない・・・」

秋緒戦の神戸新聞杯で3着、菊花賞への期待はさらに広がりました。

しかし、菊花賞を前に脚部不安で戦線離脱してしまいます。

そして菊花賞ではミスターシービーが3コーナーから先頭に踊り出る常識破りのレースで3冠を達成しますが、もしメジロモンスニーが菊花賞に出走していたらミスターシービーがこれほど強引なレースが出来たか、ミスターシービーの3冠も危うかったのではとの意見もあるほどメジロモンスニーの菊花賞前の故障は惜しまれました。

1年の長期休み明けの京都大賞典6着、阪神大賞典8着・・・輝きを失ったかに思えたメジロモンスニーは5歳緒戦の大阪城ステークスで久々の勝利を挙げます。

そして天皇賞・春に臨みます。

天皇賞・春は前年無敗で3冠馬となり暮れの有馬記念も勝った皇帝・シンボリルドルフとクラシックで最大のライバルであったミスターシービーも出走していました。

レースはシンボルルドルフが圧勝し、シンザンに続く5冠馬となり史上最強馬の名を不動のものとします。

一方、ミスターシービーは5着、メジロモンスニーは9着に沈みました。

続く高松宮杯では底力をみせて優勝しますが、またも脚部不安・・・10ヶ月の長期休養で6歳となったメジロモンスニーは天皇賞・春15着、高松宮杯14着を最後に引退しました。


4歳以後のメジロモンスニーは故障の影響もあったのか本来の能力を発揮出来なかった気がします。

しかし、ミスターシービーのクラシックにおける最大のライバルは皐月賞2着、日本ダービー2着の実績も含めメジロモンスニーだったと思います。


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